ごあいさつ
公立世羅中央病院院長の來嶋でございます。新年度を迎え、ご挨拶申し上げます。
昨年2024年(令和6年)は1月1日に石川県能登半島で発生した大地震で年が明け、さらに9月には再び能登半島で豪雨災害が発生しました。また東北地方では2011年の東日本大震災から14年経ち、今年3月に大船渡市で大規模な山火事が発生し、どちらも二重被災の報道がなされています。犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様、ご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表すとともに、被災地域の皆様の安全と一日も早い復興をお祈り申し上げます。
さて、当院の今年度のお話ですが、循環器内科医、リハビリテーション科医が3月末での交代となりましたが、いずれの診療科もそれぞれ継続して常勤医が赴任しています。また新たに脳神経内科医が2名、呼吸器内科医1名が赴任しています。さらに耳鼻咽喉科につきましては、これまでの火曜日と木曜日に加え、月曜日の外来診療を増設いたします。月曜日につきましては、子どもさんの受診がしやすいよう、16:30までの外来受付を行います。今年度も広島大学等からたくさんの非常勤医師に助けていただき、充実した診療を提供できるよう努力してまいります。また、歯科診療につきましても、月曜日から金曜日まで毎日の診療体制が取れることとなりました。あわせてご報告申し上げます。地域の皆様には安心・安全で質の高い高度な医療を提供できることと存じます。
また、昨年から開設しております「健康生活サポート外来」を引き続き、ご利用していただければ幸甚に存じます。人間ドックなど健診を受けても受けっぱなしにならないようアドバイスさせていただいたり、軽症なうちに指摘された生活習慣病については、お薬での治療までしなくても、日々の運動や食生活上の栄養指導程度で健康維持・増進を図ることを目的とし、皆様が健やかな生活が送れるようサポートしていきます。お気軽にご相談いただきたいと思います。
さらに、当院では訪問診療や巡回診療にも力をいれております。昨年9月からは、大和町の篠、蔵宗、上草井、下草井の4か所の無医地区に対して診療車を用いた、巡回診療を開始しております。お近くの集会所まで来ていただければ、こちらから巡回診療車で出向いて、診察を行います。当院での診察は受けたいのに、お車での通院が困難な方、また車の運転が不安になってきた方は、ご遠慮なくご相談ください。通院困難な方につきましては訪問診療や巡回診療で対応いたしますので、ご利用ください。詳しくはあんしんサポートセンターにご相談ください。(電話
0847-22-1099)
新型コロナウイルス感染症は指定感染症第5類に引き下げられましたが、それでも当院ではお身体の弱い方々が入院されており、我々職員は相変わらずマスクを着用して日々の業務にあたっております。皆様におかれましても外来受診や入院患者さんへの面会につきましては引き続き、マスクの着用をお願いいたします。
今後も安全で質の高い持続可能な診療を提供すべく、職員一同、尽力してまいります。診察時間などにつきましては、詳しくはホームページや広報誌等をご参照ください。またLINEを開設しております。ぜひお友達登録してください。最も早くて正確な情報を提供しています。ホームページへのアクセスが簡単となり、各診療科の診察時間、またトピックスからは休診情報なども速やかにわかります。
以上、簡単ではありますが現在の当院の活動状況を報告させていただきました。今後とも、公立世羅中央病院へのご理解とご協力のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。
2025年4月吉日

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