ごあいさつ

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公立世羅中央病院 院長

公立世羅中央病院 病院長
來嶋 也寸無

ごあいさつ

 公立世羅中央病院院長の來嶋でございます。新年度を迎え、ご挨拶申し上げます。
 2019年に突然、世界を震撼させたCOVID-19ですが、昨年5月からは指定感染症第2類から5類に引き下げられ、巷ではマスクを外して生活される方も多く見受けられるようになりました。皆様におかれましても徐々にコロナ発生以前の生活に戻られているのではないかと思います。それでも重症化する危険性は低くなってきたとは言え、医療機関や高齢者施設ではまだまだクラスターを発生する施設があとを絶たたず、お身体の弱い方々と接している我々といたしましては相変わらずマスクを着用して日々の業務にあたっております。皆様には当院での入院患者さんの面会につきましては引き続き、マスクの着用をお願いいたします。
  昨年12月には、延期となっておりました病院機能評価の受審をお陰様で無事終えたことをご報告申し上げます。今後も安全で質の高い持続可能な診療を提供すべく、職員一同、力を注いで参ります。
  さて、今年度のお話ですが、4月から循環器内科医、呼吸器内科医が常勤医として赴任することとなりました。外科医師は2名増員となります。整形外科、リハビリテーション科で1名ずつ医師が交代となっています。内科医として従事する医師3年目の専攻医1名も加わり、医師はフレッシュなメンバーで診療体制を組んでまいります。広島大学等からたくさんの非常勤医師に助けていただき、毎日の小児科診療をはじめとし、手術を受けられる方には周術期の管理等を専門的に行う麻酔科医も継続して従事しておりますので、地域の皆様には安心・安全で質の高い高度な医療を提供できることと存じます。またご心配をおかけしておりました歯科診療につきましても、広島大学から応援いただき、継続することとなりましたので、あわせてご報告申し上げます。
 さらに4月からは「健康生活サポート外来」を設置いたします。目的は以前から社会的問題となっている生活習慣病の予防や管理を行うことです。健診を受けても受けっぱなしにならないようアドバイスさせていただいたり、軽症なうちに発見された生活習慣病について、日々の運動や食事生活など栄養指導レベルから行うこととしています。今話題の口腔ケアにつきましても、口の中が汚いと糖尿病や肺炎になりやすいといったリスクが提唱される中で、せっかく公立世羅中央病院に通っているのに満足のいく生活が送れないようでは我々も不本意ですので、皆様が健やかな生活が送れるようサポートしていきます。奮って受診されてみてはいかがでしょうか。また診察医を増やすことで外来の待ち時間の短縮も目的とします。住民の皆様に寄り添ったキメの細かい診療を行ってまいります。
 今年度から病院の基本方針を、私が3年前に院長に就任した当初に策定したものを今の時代にみあったよう一部改定いたしました。病院の基本方針、並びに診察日、診察時間などにつきましては、詳しくはホームページや広報誌等をご参照ください。
 今年のインフラ事業といたしまして、非常用発電機の交換作業を予定しております。作業は休業日を予定しておりますが、今年度3回程度、停電を予定しており、救急対応できない日がございますので、電話やホームページ等で確認の上、ご来院ください。
 以上、簡単ではありますが現在の当院の活動状況を報告させていただきました。今後とも、公立世羅中央病院へのご理解とご協力のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。

2024年4月吉日